2011韓国光州デザインビエンナーレ:「フォリプロジェクト」

 開催期間:201192日~1023

 韓国で開催される国際ビエンナーレである光州ビエンナーレ。
毎年アートビエンナーレとデザインビエンナーレを交互に開催されています。
今年の2011年はデザインビエンナーレの開催年で
テーマ:「図可図非常図:Design is design is not Design」
デザイン総監督:スンヒョサン(韓国出身建築家)、アイウェイウェイ(北京出身芸術・建築家) によって企画されました。
その中から2011年韓国光州デザインビエンナーレの目玉プロジェクトである「フォリプロジェクト」を紹介します。

●フォリプロジェクトとは、
フォリ(Folly)とは、本来の機能を失い装飾的な役割を果たす建築物を意味する。
 光州デザインビエンナーレーの「フォリプロジェクト」はビエンナーレのパビリオン的役割、 パブリック施設としての役割とともに装飾的役割を合わせもつ事で都市再生に貢献する建築物の提案。
近年40年間で急速に発達した光州都心を文化的・芸術的な力を与えることで再生する事を期待するプロジェクト。都心のパブリック空間10箇所に10人の様々な国籍の建築が提案するFollyが彩る。

フォリプロジェクトは旧光州市役所跡地に計画されている国際アジア文化センター建設とともに光州ビエンナーレの一部として現在形で進行しているプロジェクトとの事です。9月末に訪れた光州の都心は、建築家が描くパブリックアートの形が少しずつ進行しているように思えました。 国際アジア文化センターは政府と光州ビエンナーレが協力し、光州都心に広がる文化的・芸術的な都市空間構成を目指していると感じました。


韓国がデザインやアートについて力を入れ始めたのはまだまだ日が浅いですが韓国パブリックアートのこれからを楽しみにしたいと感じさせるプロジェクトだと思います。

担当:李