aichi top2010年のあいちトリエンナーレは 都市の祝祭「Arts and Cities」というテーマで

2010年8月21日~10月31日開催されました。

3年に一度開催されるあいちトリエンナーレは2010年の大注目アートイベントでした。

ふりかえってレポートします。

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主に愛知芸術文化センターを中心に展示された草間弥生さん作品。

やっぱり大注目!特にオアシス21には草間弥生ワールドが全開でしたね。

  

  

現代美術館内は充実した作品展示が楽しめました。

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蔡 国強作  作品制作過程の映像が印象的な作品でした。 水槽外側に紙を貼り中から泳ぐ女性のシルエットや水の動き、波紋を描き出し作品になる過程はザ・アートと感じたのは私だけでしょうか。

 

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ジャン・ホァン作 「ヒーロー」というタイトルの巨大な作品。
その大きさの迫力はもちろん 牛革が尻尾や蹄がついたまま打ち付けられている 素材のリアル感などが衝撃的な作品でした。 何か訴えられているような・・

 

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フィロズ・アハムド作 表面の装飾はすべて穀物。大地の力が感じられ、
自然のパワーが伝わる作品。 でも少しもったいないと思った私は・・まだまだアートへの理解がないのでしょう・・

 

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三沢厚彦&豊島秀樹作 木彫りの動物達、馬、フクロウ、白熊。オカピなどなど
 特徴的だったのは動物達の目、見ているようで見ていないような無機質な感じが
印象的でした。

 

 

 

長者町会場では様々な建物の中に設置されたアートが古い建物と合わさり

ドキドキ感と期待感が 高まるアート展開だったと思います。

でも・・・昨年夏の猛暑の真っ只中ではアートを楽しむのもちょっと大変でした。

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渡辺英司作 無数の蝶々が天井、壁を埋め尽くした作品。図鑑から飛び出してきた
紙の蝶々でした。

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渡辺英司さんのもう一つの作品。「名前の星」 世界各国の国旗から切り抜かれた
星が床の上に落ちて 輝いている~という作品。 吊るされた国旗を見ると
あ!切り抜かれている!

 

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石田 達郎作 タイトル「人道雲より」 粘土で作られて小さな町。
 お部屋いっぱいに広がる作品が 一つの新しい世界を作り出していました。

 

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浅井祐介作 壁、ガラス、天井として畳まで空間いっぱいに書かれた
浅井さんの泥絵シリーズ新作。 個人的すごく好きな作家さんなので
いつかお仕事でご一緒できないかな~と勝手に狙っているけれど なかなか・・・

 

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 左:志村信裕作、右:ルシア・コッホ作
夜の長者町会場 暗くなる時間限定で現れる作品や昼間とは
違う顔を見せる作品もありましたね。

 

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最後に・・市川武史作 色彩の美しさと柔らかい素材感が作り出す空間が不思議な感覚を覚えさせられる作品。 個人的に本当に好きな作品です。何度かアートイベントなどで遭遇していますが なぜかいつも感動させられる作品でした。

 

担当:李