ICCのオープン・スペース2010が今月末、2月27日(日)で終了します。

出品作家によるイベントとして2月5日(土)にアーティスト・トークが行われ、大阪の Breeze Tower 地下通路でお仕事をご一緒させていただいた作家・野老朝雄さんが出演します。

ブリーゼタワー / 野老朝雄

© Nacása & Partners

Breeze Towerでは野老さんのベースともいえるパターンを用いて、水の軌跡をまるで運河の遺跡のように地に刻む作品をパブリックアートとして実現しましたが、ICCで出品されている作品「フラットスコープスケープMJ」や「ガラクロックワークス」はまた違う、大変興味深いものです。 ついここでどんな作品か話してしまいたくなりますが・・・

デジタルとアナログの平面的でシンプルな動作により、次第に視覚が麻痺し、そこに現れた奥行きに引き込まれるような、そんな奇妙な感覚を味わうことができます。 まだ終了まで1週間。野老さんの作品のほか、クワクボリョウタさんの「10番目の感傷(点・線・面)」、グレゴリー・バーサミアンさんの「ジャグラー」など、シンプルな動作によって人の視覚が如何に違う感覚を呼び起こされるか、気付かされる数々の作品が出品されており、足を運ぶだけの意義があります!

トークショーもあるこの週末、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

2月5日(土)14:00~ ICC4F 特設会場 150名 入場無料

http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2010/Openspace2010/Works/flatscopescapemj_j.html

M. Watanabe