青山学院大学17号館竣工を記念して、建設に関わった6社による寄贈作品をおさめました。
6階本多記念国際会議場ホワイエに、多くの方々が訪れる場にふさわしく、そして青山学院大学らしさを表現できる作品として、作家 岸本真之さんに制作を依頼しました。

岸本さんはスチールワイヤーを曲げて、いくつかのモチーフを一本の繋がったラインで表現されます。ここ青山学院大学では、象徴的な存在である間島記念館、青々と茂る緑の樹々、そして学生たちの姿などをモチーフとしてひとかたまりの山のように配し、大学カラーである濃緑色で着色をほどこして大学に関する様々な要素の関連性、連続性を表現しています。奥行き方向には部分的に出っ張っているので、角度によって様々な表情をみせ、壁におちる影と相まって立体感がより際立ちます。
一見すると抽象的にも具象的にも見えるので、これは何だろうか?間島記念館かな??人かな??と想像してみたり、一筆書きのラインをなぞってみたりと、訪れる方々がそれぞれに作品と親しんでいただければと思います。

担当:平尾