福岡県済生会飯塚嘉穂病院_遠景

photo by Takumi Ota

6月1日から福岡県済生会飯塚嘉穂病院が新病棟での運用を開始しました。ここにおけるアートワークの特色は、地域の特色・歴史を積極的に反映した作品群であること、そしていくつか新しい手法にトライしているということ。その中のひとつとして、病院の公式サイトのデザイン・リニューアルを行いました。

病院のこれからの姿を見据えて考え抜かれた建築・内装・アート。建築計画に関わるということは、病院の歴史・過去のことから今抱えている課題を知り、将来に向けた運用や利用する人々のあり方なども視野にいれて計画するということであり、いわばハード面以外の部分もコンサルティングしていくことと言えます。ウェブサイトも情報発信だけでなく、どのように病院をみせていくかというブランディングの側面は大きい。だからこそ建築やアートのコンセプト、デザインコードと関連して作っていくことで、より一層、病院の印象を強めていくことができます。しかも長期に渡ってクライアントとお付き合いし事情を熟知しながらも、外部の視点でとらえることのできる私たちですから、どこを強調していくべきかがわかっています。クライアントである病院さんにとっても話が早いというもの。一方、私たちにとっては、アートの紹介ページを作ることができる等、少しでもアートワークやそのコンセプト、アーティストのことを伝えていくことができるのもまた嬉しいことであり、私たちの役割でもあると思う次第です。

病院サイトはこちら→ http://iizuka-kaho.jp/

アートの紹介ページはこちら→ http://iizuka-kaho.jp/gallery.html

(天野)