出会い、交流する場
敬愛大学は、1966年に設立 *1され、2016年に創立50周年の節目を迎えた。創設者・長戸路政司氏は、多彩な人との交流を経て建学の精神「敬天愛人*2」の思想へとたどり着いた。大学とは、その後の人生にも影響を与える友人や恩師と出会い、またその関係を育む場だ。この節目の年に、作家・小林賢二と共に長戸路氏の足跡を辿り、《ひとあい》と名付けられたモニュメントと周辺植栽の整備を、記念事業の一環として実施した。《ひとあい》は、ピタリと重なり合う形状をした二体一対の石彫で、上からみると「人」の文字を象っている。この学び舎で出会うであろう学生同士、学生と教職員、さまざまな「人との関係」を象徴する作品となった。
※1.設立当時の名称は千葉敬愛経済大学であった。
※2. 西郷隆盛が唱えた「敬天愛人」の思想を建学の精神としている
DATA
- 施設名称
- 敬愛大学
- 所在地
- 千葉県千葉市
- 主要用途
- 大学
- 完了年度
- 2016年11月
- アートディレクション
- 株式会社タウンアート
- アーティスト
- 小林賢二