マスタープランの整備が一貫したアート計画の実現に
広大なキャンパスの建設計画に伴い、九州大学ではパブリックスペースにおけるデザインのマスタープランを策定した。
アートもパブリックスペースを構成する大切な要素として取り上げられ、キャンパスにおけるパブリックアートについて調査・傾向の分析を行い、本キャンパスにおけるアート計画の導入のマニュアルを策定した。これらをもとに、第一弾のアートワークとして、ランドスケープアート(アーティスト:たほりつこ)の他、講義棟のエントランス部分など屋内外にアートワークが設置された。その後、他の講義棟にもマニュアルに基づき順次アートワークが導入されている。
長期におよぶ建設計画において、アートワークのマスタープランおよびマニュアルを作成しておくことにより、統一した見解を持ちながら場と時代に即したアートワークの実現が可能となる。
DATA
- 施設名称
- 九州大学 伊都キャンパス
- 建築主
- 国立大学法人 九州大学
- 所在地
- 福岡県福岡市
- 主要用途
- 大学
- 完了年度
- 2006年3月
- アートディレクション
- 株式会社タウンアート
- アーティスト
- たほりつこ