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ミッドランドスクエア

Midland Square

名古屋駅前は再開発にわき、近年最も活気のあるエリアの一つである。その中核をなすのが、ミッドランドスクエア。豊田ビル・毎日ビルが老朽化に伴い敷地を統合して開発され、47階建てのオフィスビルと商業ビルとして生まれ変わった。

アートワークは主要なパブリックスペース3箇所で計画された。オフィスビルのエントランスホールでは、かつての記憶を新しい建物へとつなぐ象徴的な存在として、旧ビルの壁面に使われていた大理石を用いたアートワークを展開。作家の豊嶋敦史は、大理石を三角形に切り出しつなぎ合わせながら立体的に波打つボート型の作品とした。三角形は立体を構成するための基本の形で、且つ多様な立体を作る無限な可能性を持つ形。そこに3事業主が共同して新しい未来を想像するこの場の意味を込めた。

商業ビル側では、屋外広場全体にアーティストたほりつこの構想を取り入れ、事業者に関る再生材を使用したアートワークが展開された。たほは紙などの焼成灰を陶土に混ぜて焼き上げ球体の作品にして広場に点在させた。モノに込められた人々の情熱や想いが昇華し新たに生まれ変わって循環することを宇宙に見立て表現している。焼き物の上には植物が植えられ、竣工後も日々成長し人々によってケアされることもアートワークの一部として、たほが意図したものだ。

その他、名古屋にゆかりのある若手作家、杉戸洋・福井篤・高橋信行3人の作品等、メッセージ性と地域性を重視し、場に即したアートワークが展開されている。

DATA
施設名称
ミッドランドスクエア(豊田・毎日ビルディング)
建築主
事業社名:東和不動産株式会社、トヨタ自動車株式会社、株式会社毎日新聞社
所在地
名古屋市中村区名駅四丁目7番1号
主要用途
オフィス、商業、映画館、駐車場
完了年度
2007年3月
建築設計
株式会社日建設計
アートディレクション
株式会社タウンアート
アーティスト
たほりつこ、豊嶋敦史、杉戸洋、福井篤、高橋信行、細井篤、他
施工
株式会社竹中工務店

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