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渋谷区文化総合センター大和田

Shibuya Cultural Center Owada

多様な文化との出会いを促進する仕組みづくり

「渋谷区文化総合センター大和田」は渋谷の新たな文化・教育・福祉・健康の活動拠点となる施設として2010年11月にオープン。プラネタリウム、図書館、音楽ホール、舞台芸術ホール、アリーナや検診センター等、区の運営する施設だけでなく、民間が運営するファッション・デザイン産業の支援施設や、シニア向けの市民活動団体等も入る複合文化施設である。ジャンルや世代を超えてさまざまな人々が集う場としてその複合性を生かし、各施設・各コミュニティがつながりあい、多様な文化との出会いを提供できる仕組みとして、インターネットを利用した情報共有システムの導入を試みた。

インターネットを利用した情報の共有化が、文化的活動を拡張させる

各施設スタッフがインターネットを通して入力した情報が、センターの公式サイトと現地館内の大型モニターおよびiPadを利用したタッチ式モニターに自動的に反映されるシステムを導入。様々な活動を一同に顕在化させ利用者に情報を提供することで、例えば図書館に訪れた利用者がプラネタリムを観て帰るなど、複層的な活動を促し、多様な文化と触れ合う機会を創り出す。

地域に密着した文化の形成と蓄積

さらには、ネットを通して投稿型の作品募集~公開ができるシステムを導入し、将来的には、一般の人々からの写真投稿などを募ることを計画。それらを再編集してひとつの文化として公開することにより、区民や地域に関心のある人々の視点による文化を顕し、蓄積していくことを目指す。

システムデザインに新しい目的と価値を付与する

サインや情報の掲示システムは施設づくりに必要な要素である。そこに情報提供だけではない文化的な視点による目的と価値をもたせることによって、システムを生かしながら芸術文化の形成と促進を試みる。タウンアートは、この概念とシステムがパブリックアートのひとつのあり方として捉えて提案、企画からシステムデザイン、ハードウェアのアレンジ、設置までを一貫して担い、今後はシステムを活用した企画・運用の支援を行う。

DATA
施設名称
渋谷区文化総合センター大和田
建築主
渋谷区
所在地
東京都渋谷区桜丘町23番21号
主要用途
プラネタリウム、ホール、図書館、アリーナ等複合文化施設
完了年度
2010年11月
建築設計
株式会社NTTファシリティーズ
アートディレクション
株式会社タウンアート
施工
大成建設株式会社
その他
システムデザイン:株式会社マナビノタネ

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