県の鳥「かちがらす」をモチーフに地域特性をわかりやすく表現
九州新幹線新鳥栖駅は駅名にある「鳥」の翼をモチーフとし、県の鳥「かちがらす」の色合いである白・黒・青をカラースキームとして駅舎がデザインされた。アートワークは構内コンコースの正面に位置し、ガラスパーテーションの役割を果たすものとして設置。駅舎と統一して「かちがらす」を絵柄のモチーフとして取り込み、駅とアートが一体となって地域特性を積極的に表現するものとした。
パーテーションの奥にはトイレが配置されているため、プライバシーに配慮した半透明フィルムを用い、そこへ若手作家が描き起こした絵を拡大印刷した。水彩画の原画そのままの雰囲気を残し爽やかで瑞々しい印象を空間にもたらしている。
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スタッフブログ『九州新幹線新鳥栖駅、ブルネル賞を受賞!』
DATA
- 施設名称
- 九州新幹線 新鳥栖駅
- 建築主
- 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設支援機構
- 所在地
- 佐賀県鳥栖市
- 主要用途
- 駅
- 完了年度
- 2010年4月(2011年3月開通)
- 建築設計
- 株式会社安井建築設計事務所
- アートディレクション
- 株式会社タウンアート
- アーティスト
- 塚本智也
- 施工
- 西松・鉄建・栗山特定建設工事共同企業体